1988 2009-10-24
バンドが解散する、その最後の瞬間も、ライブ盤として記録されることが多い。ステージで演奏する側は、「ああ、あと何曲で、本当に終わる」と思い、客席は声が続く限りの声援を送る。何度立ち会っても、解散コンサートって複雑な気分。でも、ジャパニーズ・ロックの歴史に残るこの『LAST GIGS』は、実にドライに演奏をパキパキ聴かせていく構成。後輩たちに多大な影響を与えたヒムロックのボーカルは、最後の時を迎えても、スタイリッシュそのもの。布袋のギターは電光石火。通常のアルバムと同じボリュームの12曲というのも実に手頃。改めて聴くとリズムのニュアンスにテクノっぽさもあり、紛れもなく80年代を飾った音だ。
終盤の「ONLY YOU」こそ場内との掛け合いが熱いが、ライブ盤を作るうえで必要以上に感動的な仕掛けがないのが、かえって永遠のメモリアルを封印させることに成功した例かも。
一長一短 2009-01-01
音源としては"JUST A HERO TOUR"には及ばない。すこし音が曇っている。曲数も、演奏された数の半分。不満を残したアルバム。しかし、GIGの会場は歓声が恐ろしく大きく、曲が良く聞こえないほどだったため、CDを聴くことで曲を確認できる。また、このアルバムしかライブ音源がない曲もあったりするので、その点は有り難い。さらに、LAST GIGSバージョンの曲を楽しめるのが、このアルバムの最大の売り。
布袋を聴くためのアルバム 2007-12-20
中三の時、生まれて初めて聴いたライブアルバムでした。
数あるボウイのライブアルバムの中で、演奏・アレンジが一番素晴らしい!!!!
必聴は布袋のギタープレイです。音やアプローチが凄く衝撃的でした。外国でもここまでデキルひとそういないと思います。一方、氷室はサビの部分を歌わなかったりとライブアルバムの短所がモロ出てしまっています。(その分、ギターのバッキングが聴けて勉強になりますが。)
ギターに興味のある人は、是非聴いてください。
さらに詳しい情報はコチラ≫この記事は2010/8/6に作成しました。